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アンドルー王子に対する性的虐待の
訴訟は続行可能

Sex abuse lawsuit against Prince Andrew
can proceed — judge Disgraced British royal
now faces testimony or settlement in US lawsuit

RT 2022年1月12日
 

翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年1月17日
 
<写真:アンドリュー王子>
Britain's Prince Andrew. © AFP / CARL COURT

タイトル全文

 アンドルー王子に対する性的虐待の訴訟は続行可能-
判事 英国王室の名誉を傷つけた米国訴訟で証言か和解か


<本文>

 マンハッタンの裁判所は、英国のアンドルー王子に対するバージニア・ジュフレの性的暴行訴訟について、ゴーサインを出した。王子の弁護士は、ジュフレとジェフリー・エプスタインの和解により、この訴訟を却下させようとしていた。

 ルイス・A・カプラン米連邦地裁判事は2日、ジュフレのアンドリューに対する民事訴訟は、裁判に進めることができると裁定した。

 ジュフレは、亡くなった小児性愛者ジェフリー・エプスタインと最近有罪判決を受けたガールフレンド、ギレーヌ・マックスウェルが、彼女が17歳の時に3回にわたり、性交渉のためにヨーク公爵に人身売買を行ったと主張している。

 今月初め、エプスタインが2009年の和解でジュフレに50万ドルを支払い、有罪判決を受けた小児性愛者に関連する「被告となりうる人物」を訴えないことに同意したことが明らかになり、王子の弁護団はカプラン判事にこの訴訟を退けるよう圧力をかけた。

 しかしカプラン判事は、この契約はあくまでエプスタインの利益のために結ばれたものであり、アンドリューのような「第三者」のためのものではないと主張し、ジュフレの弁護士の側に立った。そのため、王子の棄却の動議は 「すべての点で却下」"された。

 アンドリューはこの疑惑を否定し、ジュフレに会った記憶すらないと主張している。王室は2019年のBBCのインタビューで、ロンドンで自分とジュフレが一緒に写っている写真を見せられた後も否定を貫いた。さらに最近では、ジュフレがこの事件から「金銭による精算(金目当て)」を求めていると非難している。

 
裁判は今後、両者が和解に至らなかった場合、証拠開示と宣誓証言という長期にわたる段階に移行する可能性がある。この段階では、英国王室の他のメンバーも召喚され、証言する可能性がある。